国語が苦手な子が文章を読みながら、そこで使われている漢字書き取りや、抜き出しのトレーニングのできる教材です。読みながらで重要な対義語を学ぶこともできます。

せんせい
今回は、「主観と客観」について学びましょう。文章素材は「せんせい」の文章なのでコピペしてご活用いただけます。
問題 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
君が給食のカレーを食べて、「このカレーは辛い」と言ったとします。
すると、隣の友だちは「ぜんぜん辛くないよ」と言いました。
同じカレーを食べているのに、感じ方が違っています。
このとき、「辛い」「辛くない」という感想は、それぞれの人がどう感じたかを表しています。こうした、自分の感じ方や考え方に基づいた見方を「主観」といいます。
一方で、「今日の給食はカレーだった」「カレーには唐辛子が使われている」といった事実は、誰が見ても、調べても同じ内容になります。こうした、個人の感じ方に左右されない見方を「客観」といいます。
主観と客観は、感じ方と事実の違いだと言い換えることもできます。
主観は「私はどう思ったか」、客観は「実際にはどうなっているか」という視点です。
ただし、主観と客観は、どちらか一方だけが大切というわけではありません。
人の意見や感想は主観によって生まれますし、そこにこそ個性や価値観が表れます。一方で、話し合いや判断をするときには、客観的な事実がなければ、共通の土台が作れません。
たとえば、「この映画はおもしろい」というのは主観的な意見です。
それに対して、「この映画は公開から一週間で百万人が観た」というのは客観的な事実です。
意見と事実を区別して考えることで、話の内容はより整理されます。
文章を読むときにも、主観と客観を見分ける力はとても重要です。
筆者が自分の考えや感想を述べている部分なのか、それとも事実やデータを示している部分なのかを意識すると、文章の構造が見えやすくなります。
また、文章を書くときにも、この二つを使い分けることが求められます。
自分の主張だけを並べても、読み手は納得しにくいものです。そこに、数字や事実、具体的な出来事といった客観的な情報を加えることで、主張には説得力が生まれます。
たとえば、「このクラスはとても仲が良い」という主張は主観的です。
しかし、「休み時間に毎日グループで遊んでいる」「行事の準備を全員で協力して進めている」といった客観的な事実を示せば、その主張はぐっと伝わりやすくなります。
主観と客観を意識することは、感情に流されすぎず、かといって人の気持ちを無視することでもありません。
自分の感じ方を大切にしながら、事実に目を向ける。
そのバランスこそが、読み取る力や伝える力を高めてくれるのです。
漢字トレーニング

せんせい
次の【 】内の読みを、漢字で書いてみよう! 本文で使われている言葉だから、分からない場合は、本文から探して写してもいいよ!
① 【かん】じ方のちがい
② 【もと】づいた見方
③ 自分の考えや【かちかん】
④ 【こじん】の感じ方
⑤ 見方に【さゆう】されない
① 感
② 基
③ 価値観
④ 個人
⑤ 左右
⑥ 個人の感じ方に左右されない【してん】
⑦ 主観と客観の【ちがい】
⑧ 人の【いけん】や感想
⑨ 話し合いや【はんだん】
⑩ 共通の【どだい】
⑥ 視点
⑦ 違い
⑧ 意見
⑨ 判断
⑩ 土台
⑪ 文章の【こうぞう】
⑫ 【いしき】すると
⑬ 文章を【せいり】する
⑭ 読み手にとって【りかい】しやすい
⑮ 主張に【せっとくりょく】
⑪ 構造
⑫ 意識
⑬ 整理
⑭ 理解
⑮ 説得力
⑯ 数字や【じじつ】
⑰ 【きゃくかんてき】な情報
⑱ 感情に【なが】されすぎず
⑲ 人の気持ちを【むし】する
⑯ 事実
⑰ 客観的
⑱ 流
⑲ 無視
読みの超基礎トレーニング

せんせい
本文を見ながらそのまま書き写しましょう。
君が給食のカレーを食べて、「このカレーは辛い」と言ったとします。
すると、隣の友だちは「ぜんぜん辛くないよ」と言いました。
同じカレーを食べているのに、[① ]が違っています。
このとき、「辛い」「辛くない」という感想は、[② ]を表しています。
こうした、[③ ]にもとづいた見方を「主観」といいます。
一方で、「今日の給食はカレーだった」「カレーには唐辛子が使われている」といった事実は、[④ ]同じ内容になります。
こうした、[⑤ ]を「客観」といいます。
主観と客観は、[⑥ ]の違いだと言い換えることもできます。
主観は「[⑦ ]」、客観は「[⑧ ]」という視点です。
ただし、主観と客観は、[⑨ ]というわけではありません。
人の意見や感想は主観によって生まれ、そこには[⑩ ]が表れます。
一方で、話し合いや判断をするときには、[⑪ ]がなければ、[⑫ ]を作ることができません。
文章を読むときにも、主観と客観を見分ける力はとても重要です。
筆者が[⑬ ]を述べている部分なのか、
それとも[⑭ ]を示している部分なのかを意識すると、文章の構造が見えやすくなります。
また、文章を書くときにも、この二つを使い分けることが求められます。
[⑮ ]だけを並べても、読み手は[⑯ ]ものです。
そこに、数字や事実、具体的な出来事といった[⑰ ]を加えることで、主張には[⑱ ]が生まれます。
主観と客観を意識することは、感情に流されすぎず、
かといって[⑲ ]を無視することでもありません。
その[⑳ ]こそが、伝える力を高めてくれるのです。
君が給食のカレーを食べて、「このカレーは辛い」と言ったとします。
すると、隣の友だちは「ぜんぜん辛くないよ」と言いました。
同じカレーを食べているのに、[① 感じ方 ]が違っています。
このとき、「辛い」「辛くない」という感想は、[② それぞれの人がどう感じたか ]を表しています。
こうした、[③ 自分の感じ方や考え方 ]にもとづいた見方を「主観」といいます。
一方で、「今日の給食はカレーだった」「カレーには唐辛子が使われている」といった事実は、[④ 誰が見ても ]同じ内容になります。
こうした、[⑤ 個人の感じ方に左右されない見方 ]を「客観」といいます。
主観と客観は、[⑥ 感じ方と事実 ]の違いだと言い換えることもできます。
主観は「[⑦ 私はどう思ったか ]」、客観は「[⑧ 実際にはどうなっているか ]」という視点です。
ただし、主観と客観は、[⑨ どちらか一方だけが大切 ]というわけではありません。
人の意見や感想は主観によって生まれ、そこには[⑩ 個性や価値観 ]が表れます。
一方で、話し合いや判断をするときには、[⑪ 客観的な事実 ]がなければ、[⑫ 共通の土台 ]を作ることができません。
文章を読むときにも、主観と客観を見分ける力はとても重要です。
筆者が[⑬ 自分の考えや感想 ]を述べている部分なのか、
それとも[⑭ 事実やデータ ]を示している部分なのかを意識すると、文章の構造が見えやすくなります。
また、文章を書くときにも、この二つを使い分けることが求められます。
[⑮ 自分の主張 ]だけを並べても、読み手は[⑯ 納得しにくい ]ものです。
そこに、数字や事実、具体的な出来事といった[⑰ 客観的な情報 ]を加えることで、主張には[⑱ 説得力 ]が生まれます。
主観と客観を意識することは、感情に流されすぎず、
かといって[⑲ 人の気持ち ]を無視することでもありません。
その[⑳ バランス ]こそが、伝える力を高めてくれるのです。
演習問題
問1 本文中で説明されている「主観」と「客観」について、それぞれどのような見方かを、簡潔に書きなさい。
主観:自分の感じ方や考え方にもとづいた見方
客観:個人の感じ方に左右されない、事実にもとづいた見方
問2 次の①〜④の文のうち、客観的な表現として最も適切なものを一つ選び、記号で答えなさい。
① この映画はとても感動的だ。
② 私はこの映画が好きだ。
③ この映画は公開初日に十万人が観た。
④ この映画は心に残る作品だ。
③
【解説】
数字や事実を示しており、感じ方に左右されないため客観的。
問3 本文では、「主観と客観はどちらか一方だけが大切なのではない」と述べられていますが、
それはなぜですか。本文の内容をもとに、理由を一つ書きなさい。
主観には個人の考えや価値観が表れ、客観には共通の事実として話し合う土台があるため、どちらも必要だから。
※「主観=個性」「客観=共通理解」と押さえられていれば可。
問4 本文の内容に合うものを、次の中から一つ選びなさい。
① 主観的な意見は、文章に入れるべきではない。
② 客観的な事実だけを書けば、読み手は必ず納得する。
③ 主観と客観を区別することで、文章の構造が分かりやすくなる。
④ 主観は感情的なので、国語では重要ではない。
③
【解説】
本文では、主観と客観を見分けることで文章の構造が見えやすくなると述べられている。
問5(要約問題)本文の内容を、八十字程度でまとめなさい。
主観とは自分の感じ方にもとづく見方で、客観とは事実にもとづく見方である。文章を読む・書く際には、この二つを区別し、客観的な情報を加えることで主張に説得力が生まれる。(80字)
※70〜90字程度で、読解・表現への効果が入っていれば正解扱い。

